【民衆の勝利か?】香港政府が「逃亡犯条例を正式撤回」今後の中国の動きに要注意!
香港政府トップの林鄭(りんてい)月娥(げつが)行政長官は2019年9月4日、大規模な抗議運動のきっかけとなった中国本土への犯罪容疑者引き渡しを可能にする逃亡犯条例改正案の正式な撤回を発表した。3か月近く続く抗議運動の沈静化が狙いだが、民主派や学生らは「遅すぎる」と反発しており、抗議運動が収束するかどうかは不透明だ。
発表は、あらかじめ撮影した動画をテレビ放映する形で行われた。
林鄭氏は、「香港政府は正式に条例改正案を撤回し、市民の懸念を完全に解消する」と述べ、立法会(議会)に提案した改正案を取り下げる手続きに入ることを表明した。
林鄭氏は6月に条例改正案の撤回を求める抗議運動が大規模化したのを受け、6月15日に立法会での審議延期を表明した。その後、「改正案は死んだ」と表現を強めて事実上の廃案であることを強調しつつも、撤回には踏み込まずにいた。抗議運動に対しては、参加者ら1000人以上を拘束するなど強硬姿勢で臨んできた。
しかし、その後も抗議運動は続き、警官隊との衝突も激しさを増していた。
林鄭氏は動画で、「暴力で問題は解決しない。この提案を社会が前進する基礎としたい」と述べ、幅広い住民との対話を呼びかけた。
だが、行政長官選の民主化など民主派などが掲げる他の要求には譲歩しておらず、民主派議員らは「政治的なショーにすぎない」と反発を見せている。
香港デモ参加者の皆さん、まずはおめでとうございます。
中国側の圧力に対し、民衆の意志が通ったことは、大きな勝利だと思う。
インターネット・メディア・SNSなどでの拡散によるところが大きく作用した賜物だと思う。
中国政府側も武装した部隊がデモを鎮圧する訓練の動画をネットに上げたりして対抗策を取っていた。
もはや、中国がどの様に情報を規制しようとしても、そこから漏れ出す情報に追い付けなくなっている結果だろう。
香港政府の今回の判断は、中国の了承なしではあり得ないだろう。
したたかな中国がこのまま引き下がるとは思えないので今後の中国の動きに注目したいと思う。
続きは動画の中で・・・