【陸上自衛隊】総火演に登場した「16式機動戦闘車」は、日本企業の技術が結集した戦車に変わる装備
防衛省の陸上自衛隊が富士山麓の北富士・東富士演習場で行った「富士総合火力演習」で、2017年度に配備を開始した「16式機動戦闘車」や「ネットワーク電子戦システム」などが登場した。
島しょ部に見立てた演習場内の場所で敵の上陸を阻止する演習や対戦車火力、迫撃砲火力、ヘリコプター火力を披露した。
総合火力演習は61回目。
参加人員は約2400人、戦車・装甲車は約80両、火砲は同60門、航空機は20機に及んだ。
離島では常時、兵力を置けないため、早期反撃能力が必要。
陸上・海上・航空自衛隊の連携やサイバー攻撃など新領域の防衛がカギになる。
16式機動戦闘車は車体が三菱重工業製、砲部が日本製鋼所製。陸自の主力である「10式戦車」と同様の射撃照準装置を備え、高速道路も走行できる。
冷戦時代の北海道での防衛では戦車が重要なのは理解できる。
冷戦が終わった現在では、戦車の出番が来たときはすなわち敵が上陸したことを意味する。
では、日本における戦車の開発は無駄だったかといえば、そうではない。
射撃統制システムなどはその最たるもので、それらの技術を継承しながら日本の国土防衛に適した装備として誕生したのが16式機動戦闘車だろう。
装輪式で軽量な車体は、一般道から高速道路まで走行可能で自力で展開可能だ。
また、離島等に空輸も可能となっている。
さらに、105ミリの砲弾は74式戦車用のものがそのまま使える。
正に日本の国土に適した装備と言えるのではないだろうか。
願わくば、これらの装備が演習とパレード以外で使われることがないことを願いたい…
続きは動画の中で・・・