【地元で反発】宮古島弾薬庫10月着工目指す、月内に用地取得【離島防衛を強化】
沖縄県の宮古島への陸上自衛隊警備・ミサイル部隊の配備計画をめぐり、防衛省は弾薬庫などのミサイル部隊関連施設の建設を10月に着手することが2019年8月22日に分かった。
宮古島市内の採石場に用地を取得し、施設を整備する。
宮古島では駐屯地を先行して3月に新設したが、地元への説明不足が原因で、駐屯地に保管していた警備部隊の中距離多目的誘導ミサイルと迫撃砲の弾薬を島外に撤去した状態が続く。
施設の完成後は警備部隊用の弾薬を保管し直す予定で、万全とはいえない抑止力と対処力の状況が解消される。
沖縄本島より西は陸自が配備されていない防衛の空白地帯だったが、平成28年に与那国島(与那国町)に艦艇などを警戒する沿岸監視隊を配備。
宮古島と石垣島(石垣市)には有事で初動対処にあたる警備部隊と地対空・地対艦ミサイル部隊を置く計画で、3月に、石垣島で弾薬庫を備えた駐屯地の建設に着手した。
一方、宮古島で弾薬庫の建設工事が始まれば、中国の離島侵攻の脅威に備える南西防衛強化の計画がすべて実現に向けて動き出す。
弾薬庫の工事は少なくとも1年以上かかる見通しだ。
日本の置かれた国際情勢は厳しいものとなっている。
東シナ海の中国の脅威や不安定な朝鮮半島情勢で、もはやそこは防衛の最前線になったと言える。
一部には戦争アレルギーという、自衛のための装備ですら強い反対を訴える人たちがいる。
しかしこれは安全保障の問題なので、防衛省は初期の段階でしっかりと説明し理解を得なければいけない。
イージスアショアの時のように、後から反発されると話がこじれる。
勿論、機密性の高いものは言えない事情もあるだろう。
最初に丁寧にある程度の装備品などは地元には説明しておくべきだった。
国防に関する自衛の措置なのに、国内で揉めている場合ではないと思うが…
続きは動画の中で・・・