【全部お見通し】海自の護衛艦を標的に中国機が訓練、政府は探知能力秘匿を優先し非公表
東シナ海の公海上で5月、中国軍の戦闘機が海上自衛隊の護衛艦を標的に見立てて攻撃訓練をしていた疑いの強いことが2019年8月18日に分かった。
複数の日本政府関係者が証言した。
政府は不測の事態を招きかねない「極めて危険な軍事行動」と判断したが、自衛隊の情報探知、分析能力を秘匿するため、中国側に抗議せず、事案を公表していない。
現場での偶発的軍事衝突の懸念があり、緊急時の危機回避に向けた仕組み作りが急がれる。
東シナ海では中国によるガス田の単独開発や公船の領海侵入が続き、日本が抗議を繰り返している。
今回の中国機の行動は、東シナ海の軍事的緊張の一端を浮き彫りにした形だ。
中国軍からすれば、どこまでなら大丈夫かという、いつもの様子見を一段階上げてきたのだろう。
日本側からすれば、しっかりとデータを取りつつ、「全部お見通しだよ」とばかりに少しだけリークしたというところだろう。
きっと去年東シナ海で中国の潜水艦を追い回したときもこんな感じだったと思う。
ただ、東シナ海域での中国の軍事行動が一歩前進したことに違いはないので、我が国の今後の対応も一歩前進させる必要があるだろう。
日中共に、たとえ仮想であれ、敵国の能力を調査するのは国家としては当然のことだ。
予算も人材も限られている日本としては、膨張を続ける中国に対処してかないといけない。
この厳しい状況を多くの日本国民が認識していないことが一番の不安材料と言える。
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