【驚愕の実力】シコルスキー「S-97 RAIDER」二重反転式次世代ヘリコプターが試験飛行を公開
二重反転ローターと後ろ向きの推進用プロペラを組み合わせることで、従来のヘリの限界を超える時速350km以上のスピードと高い機動性を実現するのが、米国のシコルスキー・エアクラフトが開発している次世代ヘリコプター「S-97 RAIDER(レイダー)」だ。
シコルスキーの先進的な新型ヘリコプター「S-97 RAIDER」の試作機のテストが、ウエストパームビーチにある同社の施設で実施された。
2,600馬力のタービンエンジンがうなりを上げて胴体の上にある二重反転ローターを勢いよく回し始めた。
S-97 RAIDERの特徴は同軸二重反転のローターと、通常ヘリのテールローターではなく推進用プロペラを組み合わせた複合設計の採用にある。
この構造は高速でありながら静かで、しかも機動性が高いという。
ロッキード社傘下のシコルスキーは、米陸軍の将来型偵察攻撃機(FARA)プログラムに基づき、現行の軽攻撃偵察ヘリコプターの後継機として、このS-97 RAIDERを売り込もうとしている。
急減速が可能なことも、S-97 RAIDERの特徴のひとつだ。
リアプロペラがあるので、メインローターをブレーキとして使う必要がないのだ。
従来型のヘリコプターのようにノーズを上げた姿勢を取らなくてもいいし、同じ理由から、加速するときに機体を前傾姿勢にする必要もない。
S-97 RAIDERのこうした特徴には大きな意味がある。
姿勢の制約が少なく必要に応じて機体を向けたい方向へと向けることができれば、クルーが火器やセンサーの狙いを定めたり、救命器具を用いたりといった作業が容易になる。
S-97 RAIDERは将来的に、有人と無人を切り替えできる「オプショナリー・パイロッテッド」自律飛行機能を幅広く取り入れた最初の軍用機になる可能性が高い。
この機能は、同社の自動操縦システム「マトリックス・テクノロジー・システム」に基づくもので、現在はブラックホークやその他の民間ヘリコプターを使ってテストが行われている。
S-97 RAIDERの量産が本格化するころには、これも普及に向けた準備が整っていることだろう。
続きは動画の中で・・・
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