【調査結果発表】空自F35A墜落事故「空間識失調」で急降下、早期の「自動回避装置」導入目指す
航空自衛隊三沢基地(青森県)所属の最新鋭ステルス戦闘機「F35A」の墜落事故で、空自は2019年8月9日、調査結果を公表した。
6月に公表した中間報告と同様、機体に不具合は確認されず、操縦士が機体の姿勢を認識できなくなる「空間識失調」に陥ったことが原因と結論付けた。
調査結果では、墜落の約1分前、一緒に訓練していた別の機体が事故機近くを飛行していたことが新たに判明。
事故機の操縦士が、この機体を見ようと計器類から目を離した結果、空間識失調に陥った可能性を指摘した。
墜落直前、機体の姿勢がやや持ち直していたことなどから、操縦士が、自身の空間識失調に気付いて回復動作を試みた可能性にも言及した。
一方、空自は、墜落しそうになった機体が自動的に回復動作を行う「自動地上衝突回避装置」の早期導入を目指す考えも明らかにした。
空自によると、この装置は米国製で、現在、空自機には搭載されていない。
事故を受け、岩屋防衛相が早期導入を指示したという。
空間識失調とは夜間飛行で上昇や下降を繰り返す内に上下感覚を見失い、夜空が海、海面が夜空だと錯覚してしまう現象。
パイロットなら初心者・ベテランに関係なく陥る可能性がある。
民間航空機でもまれに空間識失調は起こる事があるので要注意だ。
計器が常に正常でも、自分の感覚を信じてしまい回復不能な飛行姿勢になったりする。
F35にはオプションで「Auto GCAS 自動地上衝突回避装置」の設定があるが、現在空自が導入しているF35Aの機体には搭載されていない。
実はこの装置、米国のF35ですら今年の6月から搭載開始されたとの情報があるので、空自機に搭載されていないのは当然である。
高価ではあるが機体については買い替えが効くが、優秀なパイロットの命はそうは行かない。
一日も早いAuto GCASの搭載をお願いしたい…
続きは動画の中で・・・
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