【新艦対空誘導弾】防衛装備庁が三菱電機と契約、開発総額は224億円
防衛装備庁は先頃、対艦ミサイル装備の航空機に対処するため長射程化を図って国内開発している護衛艦搭載向けの「新艦対空誘導弾」(その2)を三菱電機と100億4400万円で契約した。
これは2017年度予算による約88億円の「新艦対空誘導弾」(その1)契約に続く第2次契約で、開発総額は224億円とされる。
開発計画は2017年度から2023年度まで試作、2017年度から2024年度まで試験の計画となっている。
新艦対空誘導弾は海上自衛隊の護衛艦に搭載するもので、陸上自衛隊が装備している03式地対空誘導弾(改)と共通のミサイルを使用して、動揺の大きな艦上からの発射や、長射程化のための中間誘導などが技術開発目標となっている。
海自の護衛艦は現在、米国から導入したESSM艦対空ミサイルを装備しているが、防衛省ではより遠方から敵航空機に対処できる能力を持つ長射程の艦対空ミサイルを国産開発することにした。
周辺諸国で長射程の空対艦ミサイルの装備化が進展している情勢に対処するもので、航空機のほか、対艦ミサイルそのものの迎撃破壊も行う構想で開発を進めている。
装備化により護衛艦の防空能力の強化、海上優勢の獲得を図る。
射程については推定の域ではあるが、ESSMの50kmを大幅に上回ること、母体のAAM-4Bが150kmと推定されている為、少なくとも新艦対空誘導弾の射程は150km超級と思われるが、最新の米軍のAMRAAM-Dの射程は180kmに延伸されているので、直巻マルチセグメントモーターなどの技術革新で、新艦対空誘導弾の射程は180km以上に到達すると思われる。
しかしながら、中国のYJ-83J型のASM型が250kmYJ-62が400kmの射程距離がある為、射程320km級の日英共同開発中のJNAAMの艦隊空ミサイル化が待たれる。
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