【航空機雑学】よく耳にする「逆噴射」とは、一体どんな仕組み?
旅客機に乗っていて着陸直後にゴーッという大きな音とともに、体が前方に投げ出されるような感覚を経験した人は多いと思う。
これはスラストリバーサ(逆推力装置)、俗に「逆噴射」と呼ばれる装置の作動によるもの。
エンジンの推力を斜め前方に振り向けることで、強力なブレーキとする装置で、着陸距離が長くなりがちな大型機には必須の装備といっていいだろう。
これと車輪に装備されたブレーキや、展開したスポイラーの空気抵抗などにより、着陸直前に時速200km以上あった速度が、短い時間と距離で半分程度にまで減速される。
スラストリバーサは、大きく分けて2種類の方法がある。
古いタイプのジェット旅客機などに使われているターボジェットエンジンや、前面のファンの直径が大きくないターボファンジェットエンジンの場合、エンジンの排気口全体を覆うようにドアが展開し、エンジン推力の全てを斜め前方に振り向ける。
高温のジェット排気を受け止める為、排気口をふさぐドアには耐熱合金が使われる。
この方式には、エンジンナセルの外側から排気口をふさぐドアが展開し、排気口との間に生じた隙間から排気を前方に排出する「ターゲット(別名バケット)型」。
排気口をふさぐドアがエンジンナセル内部にあり、エンジンナセルに開口したダクトから排気を斜め前方に出す「クラムシェル型」が存在する。
一般的に使われているのはターゲット型。
現在日本で見られる航空機では、航空自衛隊の輸送機C-1や、救難捜索機U-125Aに使われている。
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